メダカ一匹1万円

メダカが一匹で1万円……これを高いと思ってしまう私の感覚は正常だと思いたいです。
熱帯魚より手軽に育てられるとして、最近はメダカの人気が高まっているとのこと。


出典:WEB魚図鑑

もちろん普通のメダカであればごく当たり前のお値段なのですが、ここ数年の品種改良によって様々な体色のメダカが誕生しているんだそう。
珍しい体色のものだと、一匹1万円どころか十数万円することもあるとか。
錦鯉みたいなものなんでしょうか。
泳ぐ宝石、なんてキャッチフレーズも付けられているようです。

一方で、野性のメダカは絶滅危惧種の指定を受けていると知って驚きました。
自然で生きられる環境がそれだけ減ってしまっているという事なのでしょうか。
このブームのために様々な掛け合わせが行われ、それらが何らかの不注意や飼育の放棄で自然に戻されてしまうと固有種との交雑が起きます。
そのため、昔からの純粋な固有種はますます減っている心配もあるそうです。

珍しいからというだけで安易に飼い始めて、飽きたら捨ててしまう。
狛江市には多摩川が流れていますが、そこでも本来なら生息しているはずのない外来種が数多く見つかっているとニュースになっています。
メダカに限らず、生き物を育てるなら最後まで責任を持つ。
そんな当たり前の飼い主としてのモラルを忘れないようにしたいものです。

2019年1月2日その他

Posted by souken