稀勢の里、白星発進

大坂なおみ選手のグランドスラム制覇でスポーツの話題はもちきりですね。
多少しこりの残る試合結果ではありましたが、日本人選手として初めて手にした栄冠ですから素直に喜びましょう。

そして本日からは大相撲の九月場所が開幕しました。

話題はやはり休場続きだった稀勢の里の復帰。
無事に初日白星をあげましたが、なんと白星スタートは連続休場が始まる前の17年春場所にまでさかのぼってしまうそう。
一度大けがをすると、万全の状態に戻すのがいかに難しいかという事でしょうね。

相撲の立ち合いは大型トラックと正面衝突するようなものとも言われます。
それを15日連続、年間で6場所もやるのですから怪我をしない方がおかしいです。
真剣勝負は見ている方も盛り上がりますが、怪我をしてそれでおしまいとなってしまっては元も子もありません。
稀勢の里だけでなく、他の力士の方たちもなるべく怪我をせずに場所を終えてほしいものです。

話は変わって、9月場所が始まる少し前から相撲部屋の密着番組がTV放映されていました。
私が見たのは鳴門親方(元・琴欧州)と友綱親方(元・旭天鵬)の出演した回。
相撲の伝統は大切にしながらも、悪いところは改善し良いところはより良くという改革を進めている親方たちでした。

お二方とも外人力士として活躍された方。入門当初は部屋のしきたりや日本の風習になじめずにかなり苦労したそうです。
自分たちのそんな経験があるからこそ、後進の力士たちに余計な苦労をさせないようにと考えているんでしょうね。

大相撲も最近は不祥事が立て続けに表沙汰となっています。
伝統を守るのも大事なことですが、それは旧来の悪しき風習を続けることとイコールではありません。
良いものは良い、悪いものは悪いとしっかり判断し、風通しの良い環境を作っていくのも大切なことですね。

そして稀勢の里関、明日以降も横綱の名に恥じない取り組みを期待したいです。

2019年1月2日その他

Posted by souken