銭湯のペンキ絵を絶やさぬために
銭湯の壁にペンキ絵を描く職人さんは、日本全国でわずか3名しか残っていないそうです。
狛江市内にも昔ながらの銭湯は残っていますが、全国的に見れば年々その数は減る一方。
スーパー銭湯に取って代わられる時代です。
ですが、そんな数少ないペンキ絵師さんのもとに新たなお弟子さんができました。
勝海麻衣さんというその方、なんとモデルも兼業している美人女性。そのためか一部では既に話題になっています。
ですが勝海さん、決して面白半分での弟子入りではありません。
小さい頃からペンキ絵師に憧れて、弟子入り前にまずは絵の基礎を学ぶべきと美大にまで進学された情熱の持ち主。
そして御年82歳にして現役のペンキ絵師さんである松山清人さんの元に弟子入りとなりました。
お師匠さんと共にイベントに出演されたことで注目を集めて話題となっているようです。
先日の記事にも書きましたが、伝統を継承する担い手が現れないまま消えていく技術は日々増えています。
そんな中、こうして新たなお弟子さんができて話題にもなるというのは明るいニュースですね。
ちなみに当店の整体を含むリラクゼーション業界はこれとは真逆で、年々施術者が増加しています。
駅前には10軒20軒のマッサージ店が立ち並び、同じビルの別フロアにそれぞれ違うお店が入っている、なんてのも見たことがあります。
リラクゼーション業界そのものが絶えるという心配はないでしょうが、狭い視点で見れば施術者それぞれで習得した技法も施術の方法も違います。
施術者一人一人がそれぞれの良い点を持っています。
それらが失われることなく、できれば大きな体系としてまとまり続いていけばいいなと思います。