ぎっくり腰の初期対応は?
たまにいらっしゃるのが「ぎっくり腰になった!治してください!」というお客様。
ひと口にぎっくり腰といっても程度が様々なので判断が難しいのですが……。
じっとしていてもズキズキする・まともに歩けないほど痛い、というような場合は下手に施術を受けるよりも安静にしていた方が良い場合があります。
そもそも、ぎっくり腰とは何か? というお話ですが、簡単に言うと「腰の捻挫」であると言われています。
医学的にも腰椎捻挫という名称が使われることもあります。
例えば足首の捻挫などをした時は、まず動かさないように固定して冷やしますよね。
ぎっくり腰もこれと同じで、まずは安静。そして患部を冷やすことが大事になります。
これは、痛みの原因である炎症を広げないため。
炎症がひどいうちに患部を揉んだりすると炎症が広がってしまい逆効果なんです。
それとお風呂に入って温めるという人もいますが、これも同じく炎症を広げて痛みが増してしまうのでNGです。
痛みが落ち着くまでは徹底的に冷やしてください。
ちなみに冷シップは「冷たく感じる」だけで実際に冷やす能力はありません。氷のうなどを当てるようにしましょう。
姿勢は横向きで軽く膝を抱えるようにしていると一番楽です。
あお向けの時は膝の下にクッションなどを入れて軽く立てていると楽になります。
炎症はおおよそ24~48時間で落ち着くと言われていますので、それを目安に痛みが落ち着いてきたら少しずつ体を動かしてほぐしていきましょう。
お店で整体を受けたりもこのくらいのタイミングが良いと思います。
私自身もぎっくり腰を経験したことがあります。痛みがひどくて慌ててしまう気持ちは分かります。
ですが大事なのは、一に安静、二に患部を冷やすこと、です。