節分と恵方巻と食品ロス

昨日は節分でした。
我が家では特に何もしないのが毎年の事ですが、近所の神社などでは豆まきを行っていたようで。
大きな神社やお寺でイベントをしているのもニュースになっていました。

何年か前から節分の豆まきと共にすっかりと定着した感のある恵方巻ですが、毎年売れ残りが大量に出ることが問題になっています。
今年はとうとう農水省から注意勧告がされたということで話題になりましたね。

一部ニュースによれば例年よりは廃棄量が減少したそうですが、それでもまだまだ多いそう。
この恵方巻に限らず、日本で一年間に廃棄される食品の量は世界中の途上国で食糧支援されている量の二倍にもなるそうです。

私たち消費者は単純にもったいない、もっと作る量を減らせばいいのにと思いますが、企業の側としてはなかなか難しい問題らしく。
工場が作る量を減らしてもしも注文に応えられないと、小売店から次回の取引をしてもらえなくなるという恐れでどうしても過剰に作る傾向にあるようです。

しかし、その問題の大元はやはり私たち消費者にあるのではとも思います。
買いに行って欲しいものが無かったとクレームを付ければ、お店は常に在庫を持っていられるように発注を取るので工場が過剰生産をする。
その繰り返しでここまで食品ロスが膨れ上がっているのです。

お客は予約をしておけるものは予約をし、お店側はその量までしか作らない・売らない。
予約なしで当日買いに行って売り切れていても、仕方ないと素直に諦め無用のクレームを入れることはしない。
お客もお店も、お互いに配慮できれば食品ロスも減っていくのではないかと思います。

その他

Posted by souken